安物買いの銭失い…でない場合もある

2月の下旬に新居に引っ越しました。うちは引っ越す度に便座を新しくします。たいていピッタリ合うのですが今回はそうも行きませんでした。 3度目の正直で、やっと合う物を購入できました。

ひとつ目のは77ドルで、大きさと形状はちょうど良いし、位置も前後に調整できたのですが、何度か使うと便座が横にスライドし、バランスを崩してこけそうになりました。結構怖いですよ。ボルトを締め直してもすぐに緩んでしまい、半年ちょい経った頃、遂に諦めて2つ目を購入しました。

2つ目の値段は68ドルでした。専門店に行ってカタログで色々調べてもらい、しかもその店には在庫が無かったので他店から取り寄せてくれ、店員さんがただで自ら自宅に配達してくれました。 便座を選ぶ為に店内で、ああでもない、こうでもない、と1時間程費やしたと思います。便座にそんなに時間を費やすなんて誰が想像したでしょう?でもね、たかが便座、されど便座。2つ目の便座の 大きさや形状はひとつ目のと全く同じなのに、残念ながら位置を前後に調整できる仕組みになっていないせいで、便座の先端が便器の先端と合わず便器の先端がはみ出していて、座ると足にひんやり当たって何だか座り心地が悪い事…。見た目も不自然な組み合わせでした。でも、使ってしまったので返品はできません。「うーん、無念。」と唸る私と夫。もはや諦めるしかないのか?と思いきや、トイレの神様に「もう1度、もう1度だけトライさせて。」と、次に購入したのは44ドルの物でした。そして、3つ目のそれこそがジャストフィットの便座だったのです。前後の位置調整可能。大きさも形状もピッタリ。できれば最初に出会いたかった。あなたが一番安いのに、一番融通が利いて一番優秀よ。

この買い物の失敗で、計189ドルの出費となりました。どれも単品ではバカ高いものではありませんが、その44ドルの便座を189ドルの価値があると思って使いたいですね。

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