蛇のパイソン

数日前の出来事です。夫が犬の散歩から戻るや否や、散歩道で木の上にいる大きなパイソンを見たと言うんです。「どこどこ?」と聞くと、フェリーストップと某階段の中間にある木なんだそうだけど、あそこは木が何本も生えてるから私にはピンと来ない。けれど夫は、「一本だけ傘みたいに通路を覆うように生えてる木があるんだよ。」と続ける。私が、「じゃあ行ってみよう。行かないとわかんないや。」と夫に案内を促し、すぐに外出。

私が住む地区は川沿いに位置し、高層アパートがたくさん立ち並んでいます。パイソンがいる木は遊歩道の脇に生えており、片側は川で、反対側は結構大きなアパートがそびえています。タワマンとまでは行きませんけどね。つまり、かなり開発が進んでいる場所なので、パイソンが出たとなると結構驚きなんです。
近くまで行くと例の木が見えてきました。「あー、あの木ね!忘れてたけど、確かにあなたの言った通りの場所にあるわ。」と私。数人が木を真下から見上げていました。そのうちの一人が懐中電灯を持っており、蛇のいる枝をカチカチとフラッシュしながら照らしてくれました。

結構、肥えているパイソンでした。そして餌の消化真最中で、ほとんど動きませんでした。体内で、しっぽの近くまで食した獲物が移動していたので、もうすぐ糞となって排泄されるんだろうなと予想しながら、蛇の糞ってどんなんなのかなーと思いを巡らせていました。だってまだ蛇の体の形が、飲み込んだ獲物を思わせる太さと形を保っていたから…。

翌日、好奇心旺盛の私は蛇のいた木を再び訪れました。地面には蛇の糞が落ちており、それは黒っぽい、ベチャッとした物でした。私の興味をそそったのは、糞のすぐ脇にある白い泡でした。それが何なのかは今でも不明です。そのうち詳しい人がいたら聞いてみたいと思います。

あのパイソンを見て以来、木々の下を歩く度に上を見上げてしまう今日この頃です。

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